【スタディコーチ浪館校】勉強時間は多いのに成績が上がらない人の共通点

「毎日3時間以上は勉強してるのに、なぜかテストの点が上がらない…」
「自分より短い時間しか勉強してないあの子の方が成績がいい…」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は「勉強時間が多ければ成績が上がる」というのは、半分正解で半分間違いです。確かに時間は大切ですが、それ以上に「中身(質)」や「戦略」、「習慣」が重要なのです。
この記事では、勉強時間は多いのに成績が上がらない人の共通点を徹底解説し、どうすれば本当に成果につながる勉強ができるのかをご紹介します。
1. 「やったつもり」の勉強をしている
「問題集を開いて3時間机に向かった」=「勉強した」と思い込んでいませんか?
-
教科書やノートを“なんとなく眺める”
-
解答を写して「終わった」と安心する
-
とりあえず全部の教科に手をつけた“気になってる”だけ
これらはすべて“やったつもり勉強”です。
どう改善する?
-
問題を解く→自分の言葉で解説できるか確認する
-
3時間勉強したら「どれだけ覚えたか」をテストしてみる
-
成果(理解度)を数値やチェックリストで可視化する
2. 「インプットだけ」で終わっている
多くの学生が「読む・聞く・写す」=インプットばかりをしています。
でも、記憶に残り、点数につながるのは「アウトプット(自分で説明する・問題を解く・人に教える)」です。
例:
-
歴史の年号を覚える → 覚えた内容を口頭で誰かに説明してみる
-
数学の公式を理解した → 使って問題を10問解いてみる
ポイント:
「知っている」から「使える」へ。
これは成績アップの鉄則です。
3. 優先順位がつけられていない
「全教科をまんべんなく」やることが必ずしも正解とは限りません。
テストまでの残り時間や苦手科目、配点などを考慮して、戦略的に勉強することが大切です。
例:
-
5日後に数学のテスト → 数学を中心に勉強
-
苦手な英語長文が足を引っ張っている → 毎日1題ずつ長文を解く習慣をつける
戦略がない勉強は「走り続けているのにゴールに近づけないマラソン」と同じです。
4. 復習不足・復習のタイミングが悪い
「1回やったから大丈夫!」と思っていませんか?
人間の脳は、復習しないと忘れるようにできています。
とくに1回だけやったことは、数日後にはほぼ忘れています。
効果的な復習のタイミング(エビングハウスの忘却曲線に基づく)
-
1回目:勉強したその日
-
2回目:1日後
-
3回目:1週間後
-
4回目:1か月後
このように、タイミングを意識した反復をすることで、記憶は長期化します。
5. 集中できていない・環境が悪い
長時間勉強していても、スマホの通知が鳴ったり、動画を流しながらだったり、家族の話し声が聞こえる中でやっていては、脳はフルパワーで働きません。
対策:
-
スマホは別の部屋に置く or アプリで制限
-
自習室や図書館など集中できる場所を活用
-
50分勉強+10分休憩など、ポモドーロ・テクニックを試す
集中度が2倍になれば、同じ時間でも学習効果は2倍以上です。
6. 「なぜ間違えたか」の分析をしていない
成績を上げるには、間違えた問題こそが最大のヒントです。
でも、多くの人は…
-
間違えた問題をそのままにしている
-
解答を見て「あ〜そういうことか」と納得して終わり
これでは次回も同じミスを繰り返します。
正しいやり方:
-
なぜ間違えたのか?(知識不足?読み間違え?ケアレスミス?)
-
どうすれば防げたか?(覚え直す?似た問題で練習する?)
ミスを「分析」→「対策」→「再挑戦」のサイクルに乗せましょう。
7. 計画倒れで終わっている
毎日「やることリスト」を立てるけど、結局終わらず自己嫌悪…。
これでは計画自体がストレスのもとになってしまいます。
改善ポイント:
-
最初は“確実に終わる分量”だけ書く(1日1教科でもOK)
-
翌日の予定を寝る前に確認し、朝には迷わずスタートできる状態に
-
週に1度は「振り返りと修正」の時間をつくる
8. 睡眠・食事・運動など生活習慣が乱れている
どれだけ頑張っても、体と脳のコンディションが悪ければ成果は出ません。
-
寝不足 → 集中力・記憶力の低下
-
食生活の乱れ → エネルギー切れ、イライラ
-
運動不足 → メンタル不安定、疲れやすい
まず整えるべき3つの習慣:
-
毎日同じ時間に寝る・起きる
-
1日3食をしっかり摂る
-
週2〜3回の軽い運動や散歩
9. 他人と比べて焦りすぎている
「あの子はもっと勉強してる」「友達は全部できてるのに…」
そうやって他人と比べて落ち込んでいると、モチベーションも下がりやすくなります。
視点を変える
-
「昨日の自分」と比べる
-
成績だけでなく「できるようになったこと」を記録する
-
小さな成長を自分で褒める習慣をつける
他人との比較は時に参考になりますが、自分を動かすエネルギーに変えられなければ逆効果です。
10. ゴールが明確でない
「成績上げたい」「いい大学に行きたい」
──それだけでは弱いです。
もっと具体的に:
-
次の模試で〇点取りたい
-
志望校の過去問で〇割取れるようにする
-
9月末までに英単語を〇語覚える
目的が具体的であればあるほど、行動が明確になります。
勉強時間を“成果に変える”ために必要なこと
勉強時間を無駄にしないためには、以下を意識しましょう。
課題 | 改善方法 |
---|---|
やったつもり | チェックテスト・アウトプット中心に |
インプットばかり | 問題演習・人に説明 |
優先順位が不明 | 教科ごとに戦略立て |
復習が甘い | タイミングを意識した反復 |
集中できない | 環境整備&時間の使い方工夫 |
間違えを放置 | 原因分析・再挑戦 |
計画倒れ | 確実に終わる計画から |
生活習慣が乱れてる | 睡眠・食事・運動の見直し |
他人と比較しすぎ | 昨日より成長する視点 |
ゴールが曖昧 | 明確な目標設定 |
努力は方向を間違えなければ必ず報われる
努力が報われないと感じるとき、一番辛いのは「頑張ってるのに結果が出ない」こと。
でもその努力は、方向を少し変えるだけで、必ず形になります。
大事なのは「時間」より「中身」。
「量」より「質」。
そして「感情」より「仕組み」です。
いま勉強しているあなたが、正しいやり方で結果を出せるよう、この記事が少しでも役に立てば嬉しいです。
スタディコーチの公式LINEアカウントでは、受験や勉強にお得な情報を発信中です!
各種イベント・お得なキャンペーンのお知らせを受け取ることもできるので、ぜひ友達登録よろしくお願いします!