「あの子とわたしの7つの習慣」〜成績が伸びる子と伸び悩む子の違いとは?〜

なぜ、同じ授業を受けているのに差がつくのか?
私たち塾の現場では、こんな相談をよくいただきます。
「同じクラスのあの子はいつも成績が良いのに、うちの子はなぜか伸び悩んでいて…」
「真面目に通っているのに、どうして点数に結びつかないの?」
これは決して珍しいことではありません。生徒たちは同じ授業を受け、同じ教材を使っています。しかし、成績には明確な差が生まれるのです。
では、何がその違いを生むのでしょうか?
それは、日々の【習慣】です。
「やる子」と「伸び悩む子」には、決して大きくないけれども確実に「差」が出る日々の行動パターンが存在しています。
今回は、ある生徒の振り返りノートからヒントを得て、**成績が伸びる子=“あの子”**と、**伸び悩む子=“わたし”**の違いを「7つの習慣」としてご紹介します。
今日のやるべきことを、今日のうちに終わらせる
- あの子:「今日やれることは今日やる」
- わたし:「明日やればいっか」
提出物や課題、テスト勉強…毎日の勉強には「やるべきこと」があります。「あの子」はそれを先延ばしにせず、その日のうちに済ませる習慣が身についています。時間の使い方が上手で、勉強時間を無理なく確保しています。
一方で「わたし」は、「明日やろう」と先延ばしにしてしまいがち。その結果、気がつくと締切前に大慌て。やる気のムラがある分、効率も落ちてしまいます。
➡ 成績は時間のかけ方ではなく、「質の高い時間を毎日積み重ねているか」によって決まるのです。
スマホとの付き合い方が集中力を左右する
- あの子:スマホは親に預ける or 塾で自習
- わたし:家でスマホ・YouTube・ネトフリ三昧
最近の中高生にとって、スマホは勉強の最大の敵といっても過言ではありません。LINE、SNS、動画サイト…どれも脳に心地よい刺激を与えてくれるため、つい時間を奪われてしまいます。
「あの子」はそのリスクを理解しており、自らスマホを親に預けたり、スマホの使えない塾の自習室を利用して集中力を確保しています。
➡ スマホの管理も「自己管理力」。保護者の方も、スマホルールを一緒に決めて協力してあげることが大切です。
将来を見据えて行動する
- あの子:未来を考えて行動する
- わたし:今が楽しければそれでいい
「あの子」は、将来の夢や進路をしっかりと意識しています。例えば、「○○高校に行きたい」「将来○○の仕事をしたい」といった具体的な目標があるため、「今やるべきこと」が明確になっています。
それに対して「わたし」は、目先の楽しさを優先しがち。スマホを触ったり、ダラダラ過ごしたりしても、「まあ大丈夫だろう」と楽観的になってしまうのです。
➡ ゴールを決めると、人は自然とその道を進もうとします。進路のイメージを明確に持つことが、勉強へのモチベーションを高めます。
目標が具体的である
- あの子:目標は「○○点を取る」「○○までに仕上げる」
- わたし:「とりあえずやっておく」
目標は、「やる気のスイッチ」と言ってもいいでしょう。「あの子」は、目標を点数や期限などで具体化して、行動に結びつけています。勉強計画も、「英単語100語を今週中に覚える」など、実行可能なレベルに落とし込んでいます。
一方で「わたし」は、なんとなく机に向かって、なんとなく問題を解いて終わり。「今日は頑張った」という実感はあるけれど、成績にはつながりません。
➡ 数値化された目標は、行動を測る物差しになります。塾でも週ごと・月ごとの目標設定を取り入れることが大切です。
理解できるまで取り組む
- あの子:わからない問題は放置しない
- わたし:答えだけ写して終わり
「あの子」は、わからない問題に出会ったとき、すぐに先生に聞いたり、参考書を見直したりして解決しようとします。その場で「腑に落ちる」まで粘るのです。
「わたし」は、答えを見て「ふーん、こんな解き方ね」と納得したつもりで終わりにしがち。でも、次に同じような問題が出ても解けない…そんな悪循環に。
➡ 「理解したつもり」と「本当に理解した」の間には大きな差があります。家庭でも「どうしてそうなるの?」と問いかける習慣を。
良い習慣をすぐ真似する
- あの子:周囲の良い勉強法を積極的に取り入れる
- わたし:言われたことだけを淡々とこなす
「あの子」は、勉強ができる友達や先生のやり方をよく観察しています。そして、「これはいい」と思ったことはすぐ取り入れます。暗記カード、アプリ、ノートの書き方など、勉強のスタイルを日々アップデートしているのです。
「わたし」は、学校や塾で配られた教材をそのまま使い、「とりあえずやる」で止まってしまう。効率も悪く、やった割に成果が出ない原因になります。
➡ 勉強法に“正解”はありません。自分に合ったやり方を探す姿勢が、成績を伸ばす鍵になります。
テスト後の「振り返り」があるかどうか
- あの子:テスト後に自分の解答を分析する
- わたし:「やばかった〜」で終わる
テストが返却されたとき、「あの子」は必ずやっていることがあります。それは、自分の間違いを分析すること。なぜミスをしたのか、どの単元が苦手だったのか、どうすれば次に活かせるかをしっかり振り返って、ノートに記録しています。
それに対して「わたし」は、点数を見て一喜一憂したあと、答案用紙をカバンに突っ込んで終わり。そのまま何も修正しないまま、また次のテストを迎えてしまいます。
➡ テストは「結果」ではなく「材料」。結果から学ぶ子は、次の結果を必ず変えます。
小さな習慣が、大きな未来をつくる
いかがでしたか?
ここまでご紹介した「あの子の7つの習慣」は、どれも特別なことではありません。才能や地頭の違いではなく、日々の小さな行動の積み重ねによって生まれたものなのです。
最初はマネでもかまいません。「あの子」の習慣を少しずつ自分のものにしていくことで、着実に力はついていきます。
塾としても、これらの習慣をサポートする仕組みを提供しています。
- 自習室の開放とスマホ管理サポート
- 週ごとの目標設定と進捗確認
- テスト後の振り返り面談
- 一人ひとりに合った参考書・教材の提案
- 学習相談や勉強法アドバイス など
「うちの子に合っているか不安…」という方も、ぜひ一度ご相談ください。お子さま一人ひとりに合わせた指導で、「あの子」に近づくお手伝いを全力でさせていただきます。
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