中学校の定期テストで高得点を狙うための勉強法

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定期テストで高得点を狙うための勉強法

中学生は、授業のスピードが速く、深い知識が求められます。そのため、小学生のときの気持ちのままだと定期テストで思うように点数は取れません。
では、定期テストで高得点を取るためにはどのように勉強していけばよいのでしょうか?
初めて定期テストを受ける1年生も、これまでの思うように点数が取れなかった2年生、3年生も、大事なポイントを押さて定期テストで高得点を狙いましょう。

定期テスト勉強の始め方

定期テストの勉強は2週間前に始めよう

定期テストに向けてテスト勉強の時間を十分に確保することが大切です。テストまでにやるべきことを考えると最低でも2週間は必要になります。実際に定期テストで高得点をとる人の多くは、2週間前には確実に勉強を始めています。
しかし、部活動が活動停止になるのは早いところで1週間前で、3日前からという学校もあります。そういう人はテスト勉強と部活動の期間が重なってしまうことになりますが、周りもみんな同じ状況です。テスト勉強を2週間前から始められるように、自分の部屋や机の上の片付け、テスト範囲の確認、プリント類の整理をするように心掛けておきましょう

 

部活があっても自分で工夫して勉強時間を確保する

テスト2週間前になったら、部活動があっても1日1~2時間は勉強時間を確保しましょう。
夕飯前やお風呂の前などの隙間時間を見つけて、積み重ねていくとかなりの時間を作ることができます。さらに、夕食前は漢字の学習、お風呂の前には教科書ワークに取り組むなど、学習内容も決めておくと効率的に取り組むことができます。
土日はより多くの時間が確保できるので、特に使い方は大切にしましょう。
部活の後は疲労で勉強に集中できないという場合は、朝に勉強をするというのも良いです。

 

テスト勉強に必要なものを揃えよう

勉強を始める前に、まずは必要なものを全部揃えましょう。

  • テスト範囲のわかるもの
  • 教科書
  • ノート
  • ワーク
  • 授業で配られたプリント類
  • 学校で使っている副教材

これを勉強する机の側に、わかりやすく整理して並べておきましょう。
そうすることで、テスト勉強としてやるべきことの全体がイメージできるようになります。また、勉強する時にいちいち探す必要がないので、効率も上がります。もし、大量のワークを見てやる気下がってしまうようであれば、最低でも今日やる分だけは近くに並べておきましょう。
限られた時間で結果を出したいときは、このような事前の準備が大事です。

定期テストの目標を考えよう

テスト勉強を頑張るモチベーションを上げるためにも、目標を立てることは大切です。
「5教科合計で400点取る」「クラスで10位以内に入る」「数学は100点を取る」など、自分で目標を考えてみてください。
入学後初めての定期テストの人はまずはなんとなくでもよいので、具体的な数値の目標を立ててみてください。すでに何回かテストを受けている人は、過去の自分を超えるような目標を立てましょう。

 

テスト勉強の計画を立てよう

なにかを始めるときに必ず必要になってくるものが計画です。テスト範囲も広く、5科目もあります。すべての教科の勉強を効率よく進めるためには、計画を立てることが大切です。
教科書を見直す、ワークを解き直す、単語の暗記をする、などやるべきことを整理し、いつ、何を、どれくらいやるかを計画します。目標に向けてやらなければいけないものを具体的に書いていきましょう。
テスト勉強は2週間前から、と書きましたが、すべての勉強を2週間前から始めたのでは実はとても間に合いません。学校の授業をきちんと聞き、家でその日のうちに復習しておくこと、どこがテストに出るかをメモしておくことなど、毎日の積み重ねも大切です

自分で計画を立て、取り組んでいく力をつけることが大切ですが、うまくできないときはぜひとうりゅうもんにご相談ください。定期テスト対策として必要なものや計画の立て方など、まずは一緒にお手伝いさせていただきます。

 

 

5教科の定期テスト勉強法

理科や社会を「暗記もの」と言うことがあります。理社だけでなく定期テストの勉強では暗記しておかなくてはいけないものが多いです。
しかし、それがすべてではありません。たとえば数学は、暗記しなければならない公式や図形の知識などもありますが、理解して解くことが必要ですし、社会の歴史も全体の流れを理解する必要があります。
そのため、科目に合わせて勉強のやり方を工夫していくことが必要です。

【各教科の勉強法】

数学

解き方を理解していなければ得点できません。ワークの問題がそのまま出ることもありますが、大半は数値が変わっています。どのパターンの問題にも対応できるように十分な演習を行い、経験を積んでおく必要があります。ただし、使う解法は同じですので、解き方を暗記することは高得点を目指すうえでは大切なことです。教科書やワークに出てくる問題は全て解けるまで繰り返しましょう。間違ってしまったもの、わからず解答を見てしまったものには✓を付け、✓がついているものは自分の力でできるまで繰り返し解きます。✓がついていれば直前に見直しておくべき問題もわかりやすいです。

 

英語

単語は、試験範囲の文章中のどの単語が出てきても大丈夫なように、すべて読める・書けるようにしておきましょう。特に新出単語は要注意です。文法については、学校のワークを繰り返し解いたり、塾のテキストなどがあれば、試験範囲の文法問題に取り組んだりしましょう。リスニングについては、音読するも効果的です。教科書本文の音声を聞きながら、一緒に声に出して読みましょう。本文内容の復習にもなり一石二鳥です。

 

国語

定期テストは、漢字や文法など暗記や知識で取れる問題も多く出題されます。まずはこの分野を完璧にしましょう。また、ワークや授業で取ったノート、プリントなど見ながら問題として聞かれた部分には教科書にも線を引いておき、その上で何度も本文を読んで、理解を深めておきましょう。

 

理科

暗記が多いので、テストが近くなってから詰め込むだけでも平均点は取れます。しかし、直後の定期テストではある程度点数が取れても、忘れやすいですし、模試や入試では通用しないので注意が必要です。重要語句をノートにまとめ、ワークなど繰り返し問題演習をすることでしっかり覚えられたか確認までするようにしましょう。

 

社会

大変ですが、すべてを丸暗記すればそれなりに点数を取ることも可能です。しかし、理科と同様に直後の定期テストではある程度点数が取れても、忘れやすいですし、模試や入試では通用しないので注意が必要です。そのため、それぞれの背景や原因などを理解しながら覚えていくことが大切です。地理では「どこで・何が・なぜ」、歴史では「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ」を意識しながら学習を進めることで物事のつながりなどが見え、最終的に効率よく覚えていくことができます。

 

数学や英語など演習が多い教科は、定期テストの前日になって暗記の部分の勉強をしているようでは絶対に間に合いません。まずは試験範囲の問題を解いてみて、わかっていないところを質問したり復習したりできる時間を残しておきましょう

 

 

 

定期テストが終わったら見直し

定期テストはそれ自体も自分を知るために大切ですが、それよりもテスト後の復習が大切です。
テストを解いているときにも、わからない問題や適当に答えてしまった問題には✓をつけておきましょう。テストが返ってきたら、間違えていた問題と、✓をつけていた問題を復習し、次に同じような問題が出題されたときには完ぺきに答えられるようにしましょう
答えを見てもわからない場合は、返却の際に先生に質問したり、教科書やノートを使って確認したりしましょう。間違えた問題は、なぜ間違えたのか原因を分析しておくことで次のテスト勉強の役に立ちます。
このように定期テストの勉強をして、テストの後は復習をするということが習慣になっていれば、受験勉強をする際にも役に立ちます。

 

中学1年生が定期テストについて知っておくべきこと

小学校と中学校の大きな違いに定期テストがあります。初めての経験なので、不安に思っている人は多いでしょう。また、大半の人は受験など意識していないので、定期テストを適当に受けがちです。
しかし、最初の定期テストからすべて卒業後の進路に影響します。正しい知識をおさえ、後悔しないように過ごしていきましょう。

1. 定期テストは高校進学に大きく影響する

通知表につく英数国理社の成績は定期テストの結果でだいたい決まります。
提出物や授業態度も評価の対象ですが、割合が大きいのは定期テストの結果です。
中学校の成績は高校受験で調査書(内申書)に記載されて合否判定資料に使われます。
特に公立高校の場合は内申書の比重が大きいため、毎回の定期テストは高校進学にも影響していると言っても過言ではありません。

 

2. テスト勉強にきちんと取り組み、学力を伸ばす

定期テストは直前の2、3カ月が出題範囲になります。定期テストは成績をつけるために実施されるという面もありますが、復習と確認も大切な目的です。毎回のテスト勉強にしっかり取り組めば、成績が上がるだけでなく、学力も身に付いていきます。そのため、適当に受けたり、その場限りですぐ忘れる一夜漬けをしたりせず、身になる勉強のしかたをこころがけましょう。特に中学1年生は一気に生活が変化するので、学校生活に慣れるだけでも大変かもしれないです。しかし、ここでしっかり学習習慣をつけることで、受験勉強の時に周りと差をつけた状態で始めることができます。

3. 最初の定期テストは高得点が取り易い

中学1年生にとって初めての定期テストは、問題の難度を抑えめにして点を取りやすくしてくれる先生も多くいます。しっかり準備をしていれば高得点を取り、気持ちよくスタートを切れるはずです。最初のテストの成績が、今後の成績に影響する人が多いので、最初が肝心です。

 

4. 自分に合った勉強のやり方を身に付けよう

定期テストは年に何回もあるので、その都度テスト勉強の取り組み方を見直すことができます。今回うまく点数が取れた教科はそのやり方を続け、逆に上手く点数が取れなかった教科は次のテストで勉強の量を増やしたり、やり方を変えてみてください。そうすることで、テストを受けるたびに自分の勉強法が出来あがり、点数も安定してくるはずです。そのためには、毎回よく考え、真剣にテスト準備をすることが大切です。ちゃんとやってみないと、そもそもやり方が自分に合っているどうかなんてわかりません。がんばったけれど、うまくいかなかったところが、自分の成長にとても大切なものになります。

とうりゅうもんでは、お子様一人一人の理解度や考え方に合わせた専門的な指導を行わせていただきます。テスト前のテスト対策授業の無償実施などの支援も充実しています。
お困りのことがあれば、気軽にご相談ください。

 

 

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